自律神経の働きが悪いと、痩せにくい体質になり
やすい。日本人3人に1人の割合で、遺伝的、
つまり、生まれつき自律神経の働きが緩慢らしい。

自律神経とはどんなものかというと、簡単にいえば
脳、体の各部の細胞をむすぶケーブルのようなもの。

たとえば、お腹いっぱい食べたら、通常は
「沢山たべた」という信号がそのケーブルを伝わって
脳に届く。

そうすると、脳の中心で「満腹感」がたかまる
ので、人は食べるのをストップできる。

また、食べすぎると、レプチンという物質が
脂肪細胞から放出され、それが脳に達し、

脳の中心からこんどは、「脂肪を分解せよ」
という指令が、ケーブルを通して体の各部に
存在する褐色脂肪細胞に届く。

こうして褐色脂肪細胞がせっせと脂肪を
分解し始める。褐色脂肪細胞のエネルギー消費量は
他の細胞のなんと100倍らしい。

以上のことからすると、お分かりかと思うが

自律神経(指令が送られるケーブル)の機能が
劣化してしまうと、

沢山食べても脳に「沢山食べた」という指令が
届きにくくなり、結果として、食べても食べても
満腹せず、どんどん食べ続けるということに
なりやすくなる。

また、自律神経が鈍っていると、沢山食べた
時に脳が発する「脂肪を分解せよ!」という指令が
褐色脂肪細胞に届きにくくなる。

こうして、自律神経の狂い、働きの低下により
必要以上に食べてしまうようになり、そして

過剰なカロリーはその多くが燃焼されず体内に
脂肪として蓄積されやすくなる。